例としてわかりやすくパートナーのお二人をAさんとBさんで表現させていただきます。
パートナー同士がお二人とも共働きの場合、Aさんが住宅ローンを借りる際にBさんの年収も含めたお二人分合わせた世帯年収で金融機関に見てもらい、借入額の幅を広げてもらう方法です。ただし、Bさんがどれくらいの年収を確保し続けられるか?などをAさんと一緒に考えながら検討してみてください。
『収入合算』
Bさんの年収の半分Aさんの年収にプラスできます。
例) Aさん年収400万円、Bさん年収300万円=世帯年収550万円(Bさんは半分)
『ペアローン』
お二人分の年収を丸々見れます。住宅ローン控除もお二人分適用されます。
例)Aさん年収400万円、Bさん年収300万円=お二人分合わせた世帯年収700万円
主債務者・・・
収入合算の場合は⇒Aさん。
ペアローンの場合は⇒お二人。
連帯債務者・・・
収入合算の場合は⇒Bさんが連帯債務者となります。
ペアローンの際は⇒連帯債務者無しとなります。
連帯保証人・・・
収入合算の場合は⇒連帯保証人無しとなります。
ペアローンの際は⇒お互いに連帯保証人となります。
審査対象者・・・
収入合算の際もペアローンの際も、お二人ともが審査対象者となります。
審査対象収入・・・
収入合算の場合⇒Aさん(全額)Bさん(半額) ※一部金融機関では、お二人とも収入全額が対象となる場合が御座います。
ペアローンの場合⇒お二人とも収入全額が対象となります。
団体信用生命保険・・・
収入合算の場合⇒Aさんのみ加入します。
ペアローンの場合⇒お二人ともそれぞれ加入します。
Aさんが死亡した場合・・・
収入合算の場合⇒返済は終了します。(団体信用生命保険で完済)
ペアローンの場合⇒Bさん名義のローンが継続します。
住宅ローン控除・・・
収入合算の場合⇒原則はAさんですが一部金融機関では配偶者も住宅ローンの控除の対象になります。
ペアローンの場合⇒お二人とも住宅ローン控除が適用されます。
所有権(持ち分)・・・
収入合算の場合⇒原則はAさんです。
ペアローンの場合⇒お二人の共有(借入割合)
※所有権(持ち分)は、各々の出資金(自己資金+借入金)の割合に応じて決めます。