不動産には、理由なく安い物件は存在しません。
インターネット上で見ていて、割安感のある物件を見に行ったら、線路の目の前の物件だった、とか、隣が宗教施設で変なお経が聞こえてくる、とか、建物が明らかに安っぽい作りだった、とか、私たち不動産業者でも、見に行くと「なるほどね」と思う物件が多数あります。重要なことは、その物件の「安い理由」が納得できるかどうか?昔から線路の前に住んでいる方には線路の音は気にならないのです。建物にこだわりがない方は、「安っぽくても広ければよいし、建物はインテリア等でいくらでも装飾できる」と考える方もいるでしょう。つまり、明らかに割安なのに、安い理由が見当たらない物件の方が怖いのです。
ただし、何の問題もなくよい物件なのに、安い物件がたまに出現する場合があります。
それは・・・
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売主業者の決算期が近く、損してでも処分してしまいたい物件は、安く買えたりします。3月末や12月末に多いです。
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仲介会社に力があり、昔からその売主業者さんと仲良くしている場合、無茶な交渉が通ってしまったりします。
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単純に、土地の仕入れがうまくいったケース。等です。
これらの場合、物件の動きは本当に早いですから、いかに普段から担当と仲良くしているか?が重要です。物件が出た瞬間、担当が真っ先に「○○さんに連絡しよう」と思わなければ、遅れた情報しか入ってこないのです。なので、気の合う担当者を見つける事も不動産探しには重要です。